看護部

看護部の理念

病院の理念にもとづき、私たち前橋城南病院の看護師は
「いつでも、どこでも、だれもが安心できる環境を作り、やさしさと思いやりのある看護」を提供します。

看護部の基本方針

1. 患者さんの立場にたち、尊厳を護り、論理的配慮にもとづいた看護を実践します
2. 入院から退院、在宅に至るまで責任をもって継続した看護を提供します
3. チーム医療における看護師の責任を果たします
4. 地域の人々のニーズに向き合い、地域医療の充実に努めます
5. 常に学ぶ姿勢を持ち、専門職としての研鑽に努めます

看護部長あいさつ

前橋城南病院は令和3年4月より新院長を迎え、従来の慢性期病院としての役割を果たしつつ、救急総合診療医療の普及と発展に貢献する病院を目指して、大きく変わります。
特に各病棟に特徴を持たせたことが大きく、一般病棟が可能なかぎり患者さまを受け入れていく急性期病棟となり、療養病棟がホスピス中心の病棟とリハビリを目的とした病棟に分かれるなど、それぞれの役割を明確にしたものとなりました。
看護部の理念「いつでも、どこでも、だれもが安心できる環境を作り、優しさと思いやりのある看護」に基づき、看護師は常に最新の知識や技術を学び、より質の高い誠実な看護を提供していきます。

急性期病棟スタッフ

リハビリテーション室

理念

・医学的根拠にもとづき、患者さんのナラティブ(物語性・価値観)を尊重します。
・回復が困難な状態に陥っても、共感しながら傾聴し、現状を肯定できるよう寄り添います。
・患者さんの身体機能低下や病状を共有し、寄り添っていきます。
・予防医学的な取り組みをおこないます。
・スタッフ全員がこころの垣根を低くした上で、真摯に対応します。

室長あいさつ

当院のリハビリテーションスタッフは、運動力学の指導経験がある理学療法士、心のケアを真摯に行い患者さんの意欲を支える作業療法士、摂食障害機能の向上や口腔ケアを支援する言語聴覚士、経穴刺激を通し成果を引き出す鍼灸師等、チームでのアプローチをもって患者さんへのサポートを行っております。

病気の回復過程や維持期において、運動機能の回復だけではなく、こころの問題も患者様にとっては大きな問題の一つです。身体が思うように動かない寝たきりの環境では、筋肉量の減少が懸念されますが、それだけでなく心もふさぎこんでしまう場合が多々あります。
前橋城南病院 では、可能な限り患者様を外にお連れし、自然と触れ合える環境で訓練を行います。自然を感じながら身体を動かすことで、患者様の身体的、精神的なアプローチをしていき、リフレッシュできる時間を提供していきます。
また、レクリエーション活動やイベントも感染対策をしながら積極的に行えるように環境を整え、天井を見つめる生活ではなく、生き生きとした入院生活を送れるようにサポートいたします。

スタッフとのコミュニケーションの中で患者様もおのずと笑顔を見せてくださいます。笑顔のちからはとても偉大で、患者様本来の自然治癒力(ホメオスタシス)を引き出し、我々が思いもよらないような奇跡を起こすこともあるのです。

リハビリテーションにおける必読書の一つにP.M.デービスの『ステップス・トゥ・フォロー』というものがあります。この序文に以下のような言葉があります。
「誠意のこもった献身は治療の成功率を40%も上げたことを示した」
私たちリハビリテーションチームは患者様の可能性を誰よりも信じ、献身的なリハビリを行っていきたいと考えております。

言語聴覚士あいさつ

前橋城南病院では特に摂食・嚥下障害の患者様に対して訓練や指導をしています。摂食・嚥下機能の低下による問題は、栄養状態の低下、脱水、呼吸状態の悪化、肺炎の危険性といった命に係わるものが多く見られます。

私達はできる限り患者様の口からご飯を食べていただきたいと思っています。食事は人間にとって大きな意味があります。唾液分泌を促し肺炎予防を行うこと、食べ物を飲み込んで消化器官を動かすこと、栄養素を身体に取り入れることで、全身の機能低下を防いでいきます。そのために、食事の形態や患者様の姿勢を整えたり、介助や自助具(スプーンや食器)の工夫をしたりと、試行錯誤を繰り返して患者様が食事を楽しんでいただけるように尽くしています。

また、食事には食べ物の味や食感を楽しむ、食卓という場でコミュニケーションを楽しむといった喜びもあります。
患者様のご要望に応じて、医師や看護師、栄養課と相談し、好きなものや行事食も楽しんで頂けるように工夫を凝らしてQOL(生活の質)の向上に取り組んでいきます。

言語聴覚士の仕事は患者様のコミュニケーションの援助にも関係しています。構音障害や発声障害はコミュニケーションに係わる問題です。口腔ケアやストレッチ、発声や嚥下の練習、スタッフとの会話の中で患者様に刺激を与え、機能回復や維持をしていきたいと考えています。

リハビリのようす
リハビリのようす
リハビリのようす

薬局

薬局の方針

医療を取り巻く環境は、刻一刻と変化しています。医療の担い手も、その変化にあわせて変わっていかなければなりません。これまで薬局の業務は、医薬品の供給管理が主でした。これからは「チーム医療」の一翼をになえるような存在になっていかなければなりません。そのために、これまでどおり医薬品の適正利用を推進しながら「リスクとコストの軽減」「患者様の疑問・質問に丁寧に答えること」などに力をいれてまいります。すこしでも患者様の不安をとりのぞけるよう、わたしたちは「患者様の立場で対応できる薬剤師」を目指していきます。

薬局
薬剤師

栄養課

患者さんひとりひとりにあわせたおいしい食事

食事制限がある患者さんには、体の状態にあわせながらもおいしさにこだわった糖尿病食・減塩食(かるしおレシピ)・低栄養食などをご提供いたします。また、嚥下能力の差があるなど、患者さんの体の状態はさまざまです。安心して召し上がっていただけるよう、いつでも食事の説明をいたします。また、不安や疑問があればお伺いしたうえで、メニューのご提案もさせていただきます。

見た目もたのしい行事食

入院中でも、季節の訪れをかんじていただけるように。毎月「行事食」をご提供しています。七夕はごはんを星の形にもりつけたり、節分はそぼろやのりで鬼の顔をつくったり、見た目もたのしめるよう工夫をこらしています。

これからの栄養課

私たち栄養課は、入院生活の中で「楽しみ」「癒やし」になるような食事を提供できるよう心がけております。今後は「選択メニューの実施」「新しいメニューづくり」「3時のお茶メニューの追加」などに取り組み、さらなる改善を続けてまいります。

行事食(七夕)
行事食(節分)