急性期病棟

急性期医療を提供する一般病床|60床

2階病棟はさまざまな疾患の患者さまの急性期の入院治療を目的としています。できるかぎり患者さまを受け入れる「断らない医療」をモットーとし、治療と同時に可能なかぎりの早期離床・リハビリテーションをおこない、早期退院・社会復帰を目指しています。また、急変のリスクが高い患者さまに対しても、異常の早期発見に努め、的確・迅速な対応をおこなっていきます。
急性期の患者さまは突然の入院による不安・体が思う通りに動かないストレスを抱えていることが多く、スタッフ一同で身体的・精神的に援助してまいります。その一環として、精神面での不安を軽減できるように、精神科医の定期往診で患者さまをサポートする取り組みもはじめました。
看護師をはじめとした病院内の多職種スタッフと連携をとりながら、よりよい看護を提供していきます。
(2階病棟 看護部副部長兼看護師長 小山好江)

ホスピス病棟

ホスピス中心の療養病床|50床

3階病棟には脳血管障害や肺炎、がん末期など重症で寝たきりの患者さんが多く入院していらっしゃいます。こうした患者さまは症状に応じてさまざまな治療をおこなっていますが、できることは少しずつ減っていってしまいます。食事が摂れなくなり、訓練食から管での栄養管理となり、やがて管での栄養も受け入れられなくなった場合は、点滴管理となる方もいらっしゃいます。また排泄機能もうまく働かなくなりむくみが出現するなど、人の最期はきれいごとで済まない側面もあります。
そしてこのコロナ禍で今まで手を取り合って「ありがとう」を言えた最期の時間も奪われております。わたしたちは国憂の中、どうにかして家族・患者さまが安心して最期の時間を過ごせるようにと、オンライン面会やお葉書で病状をお伝えするなどの工夫をしております。
患者さまはそれぞれに違った人生を歩んでこられました。
生き方も治療も最期の過ごし方も選べるものです。
わたしたちはホスピス病棟として、やがて訪れる人生最後の時を患者さまとご家族一人ひとりに寄り添い、患者さまの尊厳を大事にしていきます。
(3階病棟師長 横井祐子)

退院支援病棟

退院支援センターとしての療養病床|51床

4階病棟は、急性期治療が一段落し、症状が安定してきた患者さまが生活の場に戻ることができるように訓練・支援していく病棟です。
現在、コロナ禍で医療現場はひっ迫状態にあり、面会制限等で入院患者さまは非常に孤独感・不安感を感じています。そのような状況下で、これからは活動性の上がった患者さまは地域で看ていく、という時代になっていくと考えられます。退院支援センターはそのお手伝いをする病棟になります。
退院時はかならずかかりつけ医や訪問診療などの医療機関へおつなぎする努力をし、ときにはご家族のサポート体制や家庭環境などを総合的に判断し調整します。
医師をはじめ、看護部、リハビリテーション部、地域医療連携室、薬剤部といった多職種チームでサポートをおこなっていきます。
(4階病棟 看護師長 大川明美)

病室写真
スタッフステーション